2020年 1月スタートドラマ

『盲亀浮木~人生に起こる小さな奇跡~』’20年 3/28(土)18:05~

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NHK総合で放送される国際協力ドラマ

『盲亀浮木~人生に起こる小さな奇跡~』

盲亀浮木(もうきふぼく)。あまりなじみのない言葉ですね。

この言葉はお経にも出てくるフレーズのようです。

人間として生まれることがいかに難しく、有難いことなのかを教えている寓話(ぐうわ)があります。

 

お釈迦様がある時、弟子の阿難(あなん)に尋ねます。

この広い海に一本の丸太が漂っている。真ん中に小さな穴が開いているその丸太は、この果てしなく広い海を東へ西へ。北へも南へもゆらゆら漂っておる。

ところが、この果てしなく広い広い海の底に100年に一度だけ海面に浮かび上がる亀がおるのじゃが、その亀は、その丸太の小さな穴に頭を入れることが出来ると思うか?

 

阿難は驚いて、答えます。

お釈迦様、そのようなことが出来るとは思えません。

 

お釈迦様は、さらに尋ねます。

そうか。そなたは絶対にないと言い切れるか?

 

阿難は、こう答えます。

何億年×何億年、何兆年×何兆年の内には、もしかしてひょっと頭を入れることがないとは言えませんが、そのぐらい無いと言ってもいい程です。

 

お釈迦様は、こう教えています。

阿難よ。ところが私たち人間が生まれるということは、この亀が丸太の中に首を入れることが有るよりも難しいことなんだ。有難いことなんだよ。

 

※盲亀の浮木(もうきのふぼく)とは、”滅多にない” ことを意味しています。

それと同時に人間として生まれた来たことのありがたさを教えています。

 

2005年からNHKとABU(アジア太平洋放送連合)が連携して続けてきたプロジェクトがあります。

それは、アジアの子どもたちを取り巻く社会状況の相互理解を目的とした子どもドラマシリーズで、今年で17回目になるのだそうです。

今回はその参加メンバーであるタイ公共放送とNHKで短編ドラマを制作したのです。

原作:志賀直哉『盲亀浮木』

 

『盲亀浮木~人生に起こる小さな奇跡~』 基本情報

 

この『盲亀浮木』は、志賀直哉が80歳の時に発表した短編です。

滅多にあることではない、まったく不可能であろうことが、実際に起こる。

そんな、短編小説です。

原作の志賀直哉によれば”ただ偶然というだけではない。きっと何かの力が働いたのかもしれない。ただ、それが何だったのだろうか、と思うだけでそれ以上はもう考えられない。”

 

原作の「盲亀浮木」は ”軽石” ”モラエス” ”クマ” の3話からなっています。

軽石:海水浴場で拾った「軽石」の二つがピッタリ符合した。

モラエス:モラエスの夢を見た朝、古い紹介状を持って現れたモラエス研究者の話。

クマ:”クマ” は熊のことではありません。飼っていた愛犬の名前です。

可愛がっていたものの引っ越し先で迷子になり、いなくなってしまいます。

その ”クマ”。

たまたま乗ったバスの中からクマを発見し追いかけ、連れ戻すことが出来たというお話です。

ある計算を試されています。クマがいなくなって一週間。そしてクマを発見するに費やした3秒。それがどのぐらいの確率なのかを。。

クマを見つけるチャンスは実に ”201600分の1” だったというのです。

確かに盲気浮木といえますね。

短く説明できるこのストーリーは、志賀直哉によって読み応えのある展開になっていることは容易に想像できます。

「盲亀浮木」の寓話(ぐうわ)になぞらえて、身の回りで起こった偶然の数々を描いた作品ということです。

タイとの共同制作では、どのように小さな奇跡が描かれるのでしょう。。

舞台は現代のタイ。日本文学がタイで蘇ります。

 

このドラマを彩る出演者のご紹介です。

〇アンクリット・アシャチャリヤーソーポン

〇パカワット・タンホーム

 他

お気に入りのドラマは、ついつい引き込まれてしまいますね。

そんなドラマをエンジョイするためのエッセンス。

「ドラマ基本情報」を発信しています。

またのお越しをお待ちしております。_(._.)_